【RENT】いま求められる部屋
エリア | 東京23区エリア |
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家族構成 | 二人暮らし |
面積 | 55.56㎡ |
間取り | 2LDK → 1LDK |
テイスト | ナチュラル,北欧,シンプル |
特徴 | シューズインクローク,書斎,室内窓 |
新築時の価値を取り戻すため
今回のリノベーションは、不動産オーナー様からのご依頼です。
賃貸マンションのお客様退去に伴い、リノベーションをすることになりました。最近では賃貸物件の場合でも、表面をキレイにするリフォームではなく、オシャレな部屋へのリノベーションが増えています。
例えば、20年前に建設された物件の間取りと、現代のライフスタイルに合う間取りではやはり異なる部分があります。昔の造りのまま表面だけをキレイにするリフォームではなく、現代のライフスタイルやご要望に合ったお部屋へリノベーションしてこそ、数ある賃貸物件の中から選んで頂ける部屋へ生まれ変わることができます。
リノベーションには、早期に空室を埋めるだけではなく、下がっていく部屋の価値を再び上昇させる側面もあるのです。
いまの賃貸にはない部屋
すでに決定している家賃やターゲット層に合わせて、数パターンのリノベーションプランをいくつかご提案させて頂きました。
今回のリノベーションのテーマは「いまの賃貸にはない部屋」。
賃貸マンションでは、誰もが暮らしやすいシンプルな造りやデザインになっていますが、それも一昔前の暮らしに合わせた造りであることが多いです。今回は、ひかリノベのお客様が「いま求めている」ご要望をもとに、現代のライフスタイルに合わせつつも、個人の深いニーズにも合致するプランニングを考案しました。
シューズインクローゼット
ウォークインクローゼットのある賃貸物件は珍しくないものの、シューズインクローゼットはなかなか見かけません。
靴の収納にスペースを割くなら、その分のスペースを洋室に回して1つでも多く部屋を作る、というのがこれまでの間取りでした。しかし、実際にリノベーションされるお客様の大半はシューズインクローゼットをご希望されており、今まで何度もシューズインクローゼットを作ってきた事例があります。
シューズ以外にも、家の中に収納したくないアウトドア用品などの収納スペースとしても活躍できるため、使い勝手が良い空間として人気の設備の1つです。
書斎
続いて取り入れたのが書斎。リビングの一角にアーチ開口を設けて、中には小さな机を造作しました。リノベーションをされる方の中には、自分だけの書斎に憧れている方がたくさんいらっしゃいます。
今回は2人暮らしを想定しているプランですが、一人でじっくり作業したいときに活躍するスペースです。
大きなスペースを割いてないので、リビングや洋室の邪魔にもならずに完成しています。
室内窓
洋室と書斎の間には小窓を設けています。空間に個性を与えつつも、クセのない室内窓は多くのリノベーションで取り入れられる人気の設備です。
しかし、この小窓はある別の効果を狙ったものでもあります。
こちらの物件は角部屋のため、洋室にも採光が設けられていますが、実は隣接してビルが建っているため光がほとんど入ってこないのです。
そのため、バルコニーからの自然光を洋室まで取り入れることも一つのねらいです。
いま求められる機能や設備を設け、ほとんどの賃貸物件では見られない便利なスペース、洗練された空間を実現しました。しかし、あくまでも「使いやすい」ことからはブレずに、個性的になりすぎず、多くの方に愛される部屋を目指しています。