BOTANICAL DAYS
エリア | 埼玉エリア |
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家族構成 | 二人暮らし |
面積 | 69.27㎡ |
間取り | 3LDK → 1LDK |
テイスト | ナチュラル,北欧 |
特徴 | サンルーム,ファミリークローゼット,土間収納 |
BOTANICAL DAYS
溢れるように飾られたグリーンが印象的なS様邸。植物がいきいきと映える部屋作りは、光と風のめぐりがポイント。一見大きな間取り変更はしていませんが、玄関からL字に折れていた通路を、リビングまで一直線に。窓側にせり出していた和室の壁を取り払い、二面の窓から陽射しが入るリビングダイニングに。採光・通風のポイントを押さえた動線変更で、明るく風通しの良い住まいを実現しました。
また既存洋室を二室に分け、玄関土間とウォークインクローゼットに。玄関扉を開くとパッと視界が広がる土間空間は、家全体を広々と感じさせます。ホールの建具は、すべて梁高に合わせたハイドア。建具の続くホール空間でも圧迫感をあたえません。
洗面室は、基本レイアウトはそのまま、洗濯機側の壁位置を一歩奥へ。図面上は僅かな違いですが、中に立ったときの体感はぐっと広く、動きやすく。洗面台横にはワゴンや収納棚を置くためのスペースを確保しました。
デザイン面でもっともこだわったのは、床材。メイン空間はオークの突板フローリングを採用。ナチュラルな白木色と、力強い節や木目の表情が、控えめながらも確かな存在感。キッチンと水廻りは、モルタル調フロアタイルで変化をつけました。「一番時間がかかったのが、じつは床材選びなんです」「リビングはウォールナット、水廻りはマーブル調にする案もあったんですが、二人が好きな家具のテイストを考えたらこっちじゃない? って」とお施主様。
フローリングとひと口にいっても、樹種やカラーが違えば印象はガラリと変わります。ウォールナット案を採用していたら、よりモダンな、クールなテイストに変わっていたかもしれません。オークの温かな風合いは、奥様が丹精込めてお手入れされている大小のグリーン、そして旦那様のご実家から譲り受けた、飴色に使い込まれたビューローや、丸太のスツールといったインテリアにしっくりと馴染んでいます。