間接照明が紡ぐ“ひかり”の回遊
エリア | 千葉エリア |
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家族構成 | ファミリー |
面積 | 69.62㎡ |
間取り | 3LDK → 2LDK |
テイスト | ヴィンテージ |
特徴 | スキップフロア |
リノベ費用概算 | 11,900,000円 |
子育てにより適した環境を求めて
「結婚を機に、二人のこれからの暮らしについて――子どもが欲しいね、そしたら家族で出かけるために車を買いたいね、といったことを話し合う中で、マイホーム購入を考えるようになりました」というW様。
物件選びの基準となったのは、将来の子育てに適した環境でした。
この地域は保育園の待機児童ゼロ。マンションの近くに保育園と幼稚園があり、広い公園、スーパーやコンビニと、日常生活に必要なものはすべて揃っています。
「コーディネーターの今淵さんが『家の中はリノベーションで変えられるけれど、外の環境は変えられないから、内覧ではそこをしっかり見極めましょう』と仰っていたので、僕たちもそういう意識をもって物件選びに臨みました」
また、眺望も『変えられない環境』の一つです。
こちらは42.40㎡の広さのルーフバルコニーから、自然豊かな我孫子の街を見渡すことができます。天気のいい日は、スカイツリーが見えるそう。
「バルコニーがこれだけ広いと、庭のような感覚で使えますね。子どもが生まれたら、バルコニーにプールを出したり、三輪車で遊ばせることもできるな、と考えて、いまから楽しみなんです」
打ち合わせの中で理想の姿が徐々に形になっていった
「リノベーションのイメージは、当初は漠然としていました。『リラックスできるように夜は間接照明で過ごしたい』『オープンキッチンで料理中も子どもに目が届くようにしたい』等、生活に対する要望はありましたが、どうすれば形になるのかは想像できなかった」
趣味の話、ご主人と奥さまの好みの違い。「一見何気ない会話から、イメージを引き出してくれました」
ベースはご主人のセンスを反映し、インダストリアルな雰囲気に。
壁材や建具は奥さまのセンスを取り入れ、淡いグレーやアイボリーで上品に仕上げました。
「レンガ調のアクセントクロスや、ダメージ加工を施した古材風のフローリングは、設計の大宮さん、施工管理の錦織さんからの提案でした。私たち夫婦と、ひかリノベチームの皆さん、全員で『こんなのはどうだろう?』とアイデアを出し合って、一つの世界観が出来ていったと思います」
課題となった配管経路はスキップフロアで解決
間取りを決める上でネックになったのは、トイレの配管。
LDKを広くとるため、トイレを移設する必要があり、その配管経路を確保するには床高を上げなくてはなりませんでした。
「トイレの位置を変えないという案もあったのですが、それだとリビングから直接トイレに繋がる間取りに……。それはどうしても抵抗があったので、なんとかいい方法がないかと再度プランを練ってもらったところ、設計の大宮さんが新たに提案してくれたのが、リビングをスキップフロアにするアイデアでした」
配管経路を確保するために必要なスペースは、リビングのちょうど半分程度。設計担当・大宮はここに段差を設けるプランを提案。奥に向かって天井高が高くなるので、床高を一部上げたといっても、圧迫感はありません。
さらに段差部分に間接照明を設置し、頭上からだけでなく、足下から立ち上がる光の効果で、部屋に立体感が生まれました。
「夜は、通常のダウンライトは基本的に点けず、ほとんど間接照明だけで過ごしています。眩しさを感じず、でも充分な明るさを確保できているのは、この足下からの灯りがあるおかげかな、と思います。段差もちょっと腰かけたり出来て、便利ですよ。僕は趣味でベースを弾くんですが、手入れをするとき等、重宝しています」
そんなW様夫妻、リノベーション工事中に待望の赤ちゃんを授かったことが判明しました。
「いつか子どもが出来たときのことを念頭におきながら、リノベーションプランも考えたので、この子とこの家で暮らすのがとても楽しみ。三人で暮らす日の来るのが、いまは待ち遠しい気持ちです」