WHAT’S SMART HOUSE?

IoTって何?

IoTと一口にいっても、具体的に何ができるのか、どんな仕組みなのかよく解らない……という方も多いのではないでしょうか。

「声やスマホで家電を制御できる」という点ばかりが注目されがちなIoTですが、じつは省エネ・電気代の節約といった面でも、大きなメリットがあるのです。

IoTの2つのポイント

多彩な照明プラン
HEMS対応

HEMSで省エネ・電気代を節約

HEMSのイメージ

HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)とは、IoT技術を活用した電気消費量管理システムのこと。

HEMS対応の照明スイッチ、給湯器リモコン、スマート分電盤といった設備機器や家電を接続し、どの機器がどれだけ電気を消費しているかを見える化したり。
エアコンを室温に合わせて運転するなど、電気の無駄を自動で制御したり。
AIが電力の使用状況を診断して、最適な電気料金プランを提案したりしてくれるんです。

電気代の変化グラフ

とくに冷暖房の必要な季節は、思った以上に電気代が嵩みやすいもの。料金の請求が来てびっくり……という経験をされた方も多いのではないでしょうか。

2018年の総務省統計局の家計調査によると、3人家族の年間の電気代は、平均132,288円。HEMSを導入すると、この金額がどれだけ抑えられるのかというと……

政府の試算によると、1ヶ月あたりの平均電力使用量が300kwhの家庭がHEMSを導入した場合、その節電量は年間で360kwhに上ります。金額に直すと、年間おおよそ13,000円程度の節約になります。
先ほどの3人家族の平均的な電気代に照らすと、約1割、丸々1ヶ月分以上の節約になるわけです。

エネルギーコストの抑制は、持続可能な社会のためにも重要な意味をもっています。近年多発している自然災害や異常気象、将来のエネルギー資源の枯渇といった課題への取り組みとして、一般家庭における省エネの推進に政府は非常に力を入れており、2030年までに全世帯にHEMSを設置することを目標に掲げています。

HEMSは、まさにこれからの住宅の標準となり得る設備なのです。

声やスマホで家電を一括操作

声やスマホで家電を一括操作イメージ1

テレビやエアコン、洗濯機、浴室給湯器など、私たちはさまざまな家電に囲まれて暮らしています。便利な一方、操作が煩雑だったり、たくさんのリモコンが散らかってうんざり……。

IoTは、そんな“便利さのための不便さ” を解消してくれる仕組みです。

「いってきます」「ただいま」と一声かけるだけで、電気も、エアコンも、玄関の鍵も。面倒な操作や、いくつものリモコンは、もう必要ありません。

また、お仕事や外出先からの帰宅途中に「お風呂のお湯を張っておけたら……」「エアコンを付けておけたら……」と思った経験はありませんか? こうした遠隔操作も、スマホから簡単にできるようになるんです。これからはお家に帰ったら、すぐに温かいお風呂に入れます。

声やスマホで家電を一括操作イメージ2

さらに、IoTは家族の健康や安全の面でも大きなメリットがあります。

たとえば、一人暮らしの方の防犯対策に。外出先からスマホで照明を操作して留守であることが解りにくいようにしたり、お家の鍵が解錠されたらスマホに通知がいくよう設定することができます。

あるいは、高齢のご家族の安全対策に。じつは、家庭内での転倒やヒートショック、熱中症などによる事故は、交通事故よりもリスクが高いということはご存知でしょうか。IoTを暮らしに取り入れることで、スマホで家じゅうの照明や空調を操作したり、エアコンが自動で室内の温度や湿度をコントロールしてくれたりと、安全で快適な室内環境を保つことができます。

ペットのいるご家庭では、デリケートな生きものの健康管理に、IoTが役立ちます。前述の温湿度コントロールによって、飼主さんの外出中も室内の温度・湿度を一定に保ちます。また留守中のようすをスマホから見守ることができるので、いつでもどこでも安心です。

物件を探す
資料請求