かつては多くの家が備えていた土間。ときに応接間に、ときに仕事場に、炊事や家事の場に。
室内では靴を脱ぐ習慣のある日本の住まいにおいて、土足で過ごせる空間を残しておくことは、
たいへん合理的な生活の知恵でもあり、
家の内と外をつなぐ、いまでいうサードプレイスのような役割ももっていました。
少々の汚れを気にしなくてよい土間は、
使い途も居室以上に「住人十色」。
ストーブを据えて、あたたかな火を囲むセカンドリビングに。
居室には置くのをためらうような、大きなグリーンをふんだんに並べて、小さな庭のように。
ロードバイクと手入れ道具を板張り壁に引っ掛けて、手になじむ道具箱みたいなガレージに。
玄関を通ることなく、縁側のように気軽に立ち寄り、気の置けない仲間のつどう家カフェに。
在宅ワークの増えたいまなら、ホームオフィスとしても使い勝手が良いかもしれません。
その人の暮らしぶり、その時々の用途にあわせて。そんなおおらかな弾力性のある空間をもつことは、ある意味でどんな豪奢な装飾よりも豊かなことといえるのではないでしょうか。いまこそ『 DOMA (土間)のある家 』を、ひかリノベは提案します。