千代田区ってこんなところ

千代田区はどんな街?

東京都千代田区は日本の政治・行政・司法の中心地です。官庁街の霞ヶ関、ビジネス街の大手町・丸の内が広がります。旧江戸城である皇居を中心に、千鳥ヶ淵・東御苑など自然も豊かです。旧日比谷図書館は、区立日比谷図書文化館となり、様々なイベントが行われています。区の社会的増減率は1.41%で[*1]、千代田区へ引っ越す人が転出者より多い人気エリアです。
東京駅に大丸、有楽町駅に阪急・マルイ・日比谷シャンテ・東京国際フォーラムなどがあります。秋葉原の電気街、岩本町の衣服問屋街、お茶の水の書店街などにぎやかです。
千代田区ゆかりの人物は、歌人の石川啄木、作家の泉鏡花、夏目漱石などです。
東京都区部は、日本の他の都市と比べて、チーズ・ケーキ・ワインへの消費額1位、外食・マッサージへの支出額1位となっています。飲食への支出額は高知に次いで2位、レンタカーへの支出額は浜松に次いで2位です[*2]。

千代田区の歴史と交通

室町時代後期に太田道灌が江戸城を築城すると、関東の中心は武蔵国の国府である府中から当地に移りました。「千代田」は江戸城の別名です。江戸幕府が開かれると周辺に大名屋敷が広がりました。明治天皇が京都から江戸に移られ、東京となると、国の主要機関が集中、大名屋敷跡は高級住宅街となりました。丸の内は、陸軍省直轄地を三菱が1890年に払い下げを受け、ロンドンの街並みを目指して開発されたビジネス街です。環状に内堀通り、外堀通りがあり、放射状に国道1号・246号・甲州街道・靖国通り・昭和通りなどが走ります。首都高速も環状線・5号池袋線などが通っています。
JR東日本の乗降者数[*3]をみると、千代田区内には、JR東で乗降者数3位の東京駅(41万5千人)、9位の秋葉原駅(24万0千人)、14位の有楽町駅(16万7千人)があります。東海道線、東海道新幹線、東京メトロ丸ノ内線など交通の要所です。
千代田区から他の市区町村への通勤する人は36.1%いらっしゃいます[*1]。

千代田区での子育てと教育

区内の14歳以下の人口増減率は、17%と増加しています。
千代田区の子育てスポットとして、北の丸公園・科学技術館、日比谷公園があります。
永田町には、満18歳以上で利用できる国立国会図書館があります。区立図書館は九段下の千代田図書館、麹町の四番町図書館などです。千代田区立図書館は、区内の学校等への司書の派遣や、ブックリストの提供などに取り組んでいます。
区の10km平方あたりの小学校数は94.5校と、平均97.6校より少なく、小学校が若干遠めのエリアです[*1]。
家計調査[*2]では、東京都区部の1世帯当たり年間授業料が平均12万1千円、補習教育(塾)に平均4万3千円です。
東京都全体で、通塾率は小学生57%、中学生69%です。千代田区の私立小学校の在籍率は国公立に対して42%、私立中学在籍率は91%です[*4]。

千代田区の暮らしとお金

千代田区の土地価格は、住宅地の平均価格で1平方メートルあたり227万円と、県平均の31万7千円を上回っています[*5]。住宅の間取りを居住室数でみますと、持ち家で3.9室、借家で2.3室です[*1]。
世帯年収の統計[*5]によると、千代田区の持ち家世帯では、世帯年収500万円から700万円が23.6%と多く、次は1500万円以上で17.2%です。借家世帯では、世帯年収500万円から700万円が22%と多く、次は700万円から1000万円で20.2%となっています。
区には、住民税の住宅ローン控除制度があります。また、事務所用途の建物を住宅に用途転用する改造費用の助成事業や、子育て世代を対象とした次世代育成住宅の助成事業に取り組んでいます[*6]。
千代田区の暮らしやすさを確認しましょう[*1]。区の人口1万人あたりの施設数をみると、小売店数794.9店・飲食店数60.9店と、平均より多いです。病院数は3.4施設、診療所は98.7施設とともに平均より多いです。介護老人福祉施設数も、65歳以上の1万人あたり2.2所と平均より多めです。

*1 総務省「市区町村のすがた」項目により2009年から2013年の調査
*2 総務省「家計調査・家計収支編2015年2月」2014年の調査
*3 JR東日本「各駅の乗車人数2013年版」2013年の調査
*4 株式会社シンクタンクみらい「都道府県・市町村別の教育・社会・経済指標データ設計報告書2012年3月」
  (平成23年度文部科学省委託調査)主に2010年の調査
*5 総務省「平成25年住宅・土地統計調査結果」2013年の調査
*6 千代田区ホームページ(2015年3月アクセス)
統計数値の比率等は一部当社算出。

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