心地よいときを育む、木漏れ日の家
エリア | 神奈川エリア |
---|---|
家族構成 | 二人暮らし |
面積 | 74.52㎡ |
間取り | 3DK → 1LDK |
テイスト | ナチュラル |
特徴 | 下がり天井 |
リノベ費用概算 | 11,000,000円 |
こだわりは会社選びから
「家を持つなら自由な暮らしを描ける中古リノベ」と決めていたというN様ご夫妻。およそ8か月の時間をかけてリノベ会社を吟味したそう。「大手から地域密着の会社まで5社以上回って、ひかリノベさんは3社目ぐらいだったと思います」。
N様が最初にリノベ会社選びで重視した点は、事例の豊富さと、担当者のきめ細かい説明でした。「ローンなどのお金の話を一番丁寧に教えてくださったのが、ひかリノベさんでした。担当の香月さんは、他社のどの担当さんよりも知識が豊富で、それでいて話しやすい人」と奥様。「家ができるまでの過程を共有してくれるというのも大きかったですね。『今ここまで工事が進んでいます』とLINEで進捗や懸念点を写真付きで教えてくれてるので、安心しておまかせできました。解体からだんだん家が出来上がっていく姿をみるのは、ワクワクしましたね」。
公園でヨガをするのが趣味のNご夫妻は、いつもヨガを楽しむ公園近くのエリアに絞って物件を探すことに。しかし、エリアを絞った物件探しの場合、希望する条件の物件が直ぐには出て来ないことも多く、N様もピンとくる物件に出会うまで、数か月間じっと我慢の時が続きました。
そしてようやく現れた売り物件。さっそく内見に出かけると、「すごくピンときました。『ここは良い』って」と奥様。「でも、こんなにいい条件の物件があるっていうのが信じられなくて、逆に不安になってしまって。なにか気になるところはないの?って、2人で2時間話し合いました。前に内見した物件は『ここ気になるな』っていう箇所がいくつかあったんですが、この物件は本当に何もなかったんです」。
無垢の床を主役に
木を基調とした、ナチュラルな雰囲気がお好きな奥様。床のフローリング材には人一倍のこだわりをお持ちでした。
選ばれたのは、WOODONE社の無垢フローリング ピノアース。WOODONE社が独自に生産している「ニュージーパイン」を基材とする無垢フローリングで、透明感ある淡い色合いの木肌が特徴です。また天然目ならではの楽しみとして、時の経過とともにこの色合いが深みを増していくのも魅力。壁は漆喰風の風合いあるクロスを合わせました。
「ひかリノベさんは床材一つとっても、サンプルをたくさん取り寄せて、いろいろな可能性を提案してくれました。じっくりと吟味して選んだこともあって、すごく愛着をもってます」。
木目の天井で優しい光を
そしてN様邸のアクセントになっているのが、リビングの下がり天井。ダイニングの天井よりも層を厚くしています。
こちらの物件はエアコンの先行配管による配管経路がリビングにかかるため、ダクトが通るところだけ天井を下げるか、それとも思い切ってリビング側の天井全て下げるか、どちらかを選択する必要がありました。
「すごく悩んだんですが、梁みたいに天井が凸凹してしまうより、いっそ天井の高さを空間ごとに分けてしまうほうがすっきりするんじゃないかって。でも、そうすると天井が低くなってしまうかもって心配もあって……」
天井高をゆったりと見せるには、ホワイト系の明るい色で仕上げるのがセオリーですが、ここではむしろこの下がり天井を空間のフォーカルポイントとするために、木目調クロスで貼り分けました。色や木目の表現は、床の無垢材と調和するソフトな色味に、節の目立たない優しい印象のものを選び、ダウンライトの光が木漏れ日のように注ぐ空間となっています。
書斎は「付かず離れず」
旦那様がとくにお気に入りだという空間は、寝室の一角にある書斎スペース。「居心地は快適ですね。ちょうどテレワークになったということもあって結果的にすごくハマりました」。
新型コロナウィルスの流行を機に、テレワークが普及し、おうち時間が増えたことで、「家族の心地よい距離感」を見直すことになったご家庭も多いのではないでしょうか。とても仲の良いN様ご夫妻ですが、「仕事中は一人で集中したい」「仕事をしているのを横目に一人でくつろぐのは気が咎める」といった、これまでにはなかった問題が表れてきたそう。「以前は1LDKの家に住んでいたので作業スペースがなく、ダイニングテーブルで作業していました。テレビの音がうるさかったりして、お互い居心地がよくなかったんです。書斎専用の部屋というほどじゃなくても、ここは仕事用というラインが出来たことで、お互いが変に気を遣うことがなくなりました」。
N様のお家づくりはまだ終わっていません。「お部屋に植物や花を増やしていきたいです。急に色々集めずに、しっかり吟味して自分の気に入ったものを飾ったり置いたりしていきたいですね」。庭が色づき始めるのも楽しみとN様。まだ見ぬ色がこれからの生活に潤いを届けます。