断熱リノベのススメ
断熱性能の優れた住まいは、夏涼しく、冬暖かく、いつも快適に過ごせるばかりでなく、ヒートショックやアトピー・アレルギー等の健康リスクの軽減、光熱費のコストダウン、建物の延命など、多くのメリットがあります。
一方で従来の日本の住まいは、夏場の風通しを中心に考えられており、断熱性能については充分な配慮がされてきませんでした。
暮らしと健康にやさしい断熱リノベ、いま考えてみませんか。
ご存知ですか? 過半数の人が、自宅の
温熱環境に不満を持っています。
ご存知ですか? 過半数の人が、自宅の温熱環境に不満を持っています。
旭化成建材株式会社 快適空間研究所「住まいの温熱環境の実態と満足度」調査によると、「自宅の温熱環境に満足している」と答えた人の割合は45.9%。過半数の人が、自宅の温熱環境に何かしら不満を抱いている、という結果になりました。
海外の主要先進国(米国やドイツ・フランス等)、お隣の韓国・中国では、住宅の断熱性能・エネルギー性能について義務基準が設けられていますが、日本では未だ努力義務に留まっています。しかし、季節ごとの気候の変化が烈しいわが国こそ「高い断熱性能の住まいが必要だ」と、私たちひかリノベは考えています。
無断熱住宅4つのリスク
断熱性能の優れた家は、空調に頼りすぎることなく暑さ寒さを防ぎ、快適な室温を保ちます。厚生労働省「人口動態統計」によると、この20年間で家庭内事故死は増加し続けており、その大きな原因となっているのがヒートショックです。
断熱性能の低い住宅は、冬場の暖房時の部屋間の温度差が大きく、ヒートショックを起こすリスクが高いといわれています。また窓や壁がつめたい外気の影響を受け、温度が下がると、結露が起きやすくなるリスクも。結露はカビの温床となりやすく、アトピーやアレルギーを誘発する可能性があります。さらに壁や天井裏・床下に、室内の温かく湿った空気が流れ込むと、内部結露が起きて柱や土台の腐食を招き、建物の強度が失われてしまう危険すらあるのです。
室温と血圧の関係
出典:(一社)日本サステナブル建築協会
上のグラフは、室温と血圧の変化を年齢別に表したものです。室温が低下すると血圧が上昇し、その影響は高齢になるほど大きくなることがわかります。高血圧は動脈硬化や脳卒中、心疾患といった重大な病気につながるリスクを孕んでいます。(一社)日本サステナブル建築協会の調査によると、断熱リフォーム後、起床時の最高血圧が平均3.5mmHg低下した――というデータがあります。
日本の住宅は約4割が無断熱
1979年に省エネ法が設けられて以来、現在までより厳しい水準へと改正が繰り返されてきましたが、この定めは一部を除いて努力義務であるために、既存住宅への適合割合はおよそ61%。中古マンション・中古戸建て物件の約4割が、無断熱の状態です。
だから、断熱リノベーション!
既存の住宅、とくに築年数の古い住宅は、そのままでは気密性が不充分な場合が多いですが、リノベーション(リフォーム)によって、新築並みかそれ以上に、断熱性能・省エネ性能を高めることができます。
リノベーションによってもとの部屋の内装や設備を解体するタイミングは、断熱工事を行う絶好の機会です。窓を二重窓にする、床・壁・天井に断熱材を施工する等、既存の部屋の条件や状態に合わせたリフォームを行うことで、室内の温熱環境は飛躍的に改善します。
サーモ診断で最適なリノベプランを提案
ひかリノベでは、『サーモ診断』によって最適なリノベーションプランを提案します。赤外線サーモグラフィ等による機器を使用し、住まいの断熱・気密性能をデータ化。現在の住まいの条件や状態から、本当に必要なリフォームは何かを診断します。
サーモ診断でわかること
断熱材の欠損調査
気密性能(隙間面積C値)測定
断熱性能(熱貫流率U値)測定
建物性能基準の適合度
光熱費シュミレーション
診断結果例 ~建物性能基準の適合度~
断熱性能のレベルを分かりやすく表したものです。建築物省エネ法の定める基準に照らし、現行法の基準にどれほど達しているかを判定します。
診断結果例 ~光熱費シミュレーション~
各設備ごとの年間光熱費と、月々の光熱費の予測金額を算出します。設備ごとの内訳が分かることで、節約すべき箇所が分かります。
まずは現在の住まいのコンディション、最適なリノベプランについて、診断してみませんか。お問い合わせは下記のフォームから、お気軽にご相談ください。