2016/3/7
【ペットリフォーム①】愛犬と楽しく暮らす10のアイデア
突然ですが皆さま、犬は好きですか?
日本のペットにおける不動の人気2トップといえば犬と猫ですが、現在、国内で飼われている犬猫の頭数は約2000万頭弱です。
日本の年少人口(0-14歳)が1600万人強ですので、実は子供の数より犬猫の方が多いのです。
日本人と犬猫がいかに密接に関わっているかがお分かりいただけるのではないでしょうか。
私も動物がとても好きで、特に犬が好きなのでもちろん複数飼っています。
犬と暮らしていると、心が和みますし、癒されますよね~。
そこで、今回は犬とリフォームについてちょっと考えていきたいと思います!!
1.犬に優しい家とは
犬は大切な家族の一員です。これからリフォームを検討されている方はちょっと犬の生活も考えてリフォームプランを練ってみるのも良いと思います。
そもそも、犬と人間の目線は全く違いますし、行動パターンも違いますよね。人間目線の何気ない空間は犬にとっては、違う風景に映っているのです。
犬の目線になって考えてリフォームすれば、愛犬に優しい家になります。
「でも犬のためだけにリフォームするわけではないし・・・」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、犬に優しい家は、実は、私達人間にとっても優しい家なのです。
それを2章で説明します!
2.人にも犬にも優しいリフォーム10案
愛犬にも人にも優しくなるリフォームを10個ご紹介します。
①床
滑りにくい素材を選ぶと、高齢化社会におけるバリアフリーとして、お年寄りの方にも安全な床になりますが、実は、犬のためにもなります。
滑りやすいと、犬の股関節や脚に大きな負担になってしまう可能性が高いです。最近、室内犬で増えている股関節の病気や、脱臼などの怪我に繋がるケースもあるのです。
日本も高齢化社会になり、シニア層が増えておりますが、犬も高齢化してきている場合は、普段から歩く床に気を使いたいところです。
また、頑丈さや掃除のしやすさにも注目してみましょう。
愛犬と快適に暮らす家にリフォームするためには、ある程度の強度がある床材を選ぶと良いでしょう。頑丈な床を選ぶと、キャスターのへこみ傷や床の擦り傷にも強く、人間のためにもなります。
次に掃除のしやすさですが、多くの犬には換毛期とよばれる毛が抜ける時期がありますので、丈夫なだけでなく掃除がしやすい床材を選んでリフォームすることが大切です。
犬のためでもありますが、掃除がしやすければ人間にとっての住環境も清潔に保ちやすいということです。
犬のためになるようなリフォームが、実は人間のためになるということがお分かりいただけたでしょうか?
▲ひかリノベ施工例。
弊社スタンダードの定額制デザインの一つ『ナチュレ』にも使われておりますが、人間にも優しい自然素材である無垢のパイン(松)など、やわらかくあたたかい肌触りの針葉樹で、なるべくキズの目立たないものが良いかと思います。
よく活動するスペースにコルクマットや洗いが可能なカラフルなタイルカーペットを敷くのも、お部屋のアクセントにもなってお勧めです。
②壁
犬が汚してしまう場合もあるので、傷のつきにくいものを選ぶのがベストですが、デザインやその他の壁の機能にも注目すると、人間のためにもなります。
まず、キズの付きやすい壁には、珪藻土とエコカラットがお勧めです。珪藻土ならキズがついてもDIYでそこだけ塗っていただければ大丈夫です。エコカラットは消臭効果、調湿効果の高いタイルで、特にオススメです。
また、「表面強化クロス」を使うことでも、汚れや傷が付きにくくなります。「表面強化クロス」は、特殊な加工をすることで、一般的なビニールクロスに比べ、引っかき傷への耐久性が強くなっています。さらに、表面強化クロスは、抗菌作用や汚れにくいという性質もありますので、人間のためにもなるわけです。
▲杉の腰壁。(出典元:楽天市場)
傷や汚れに強い腰壁を設置することで、汚れが付きにくくなり、爪での引っかき傷も付きづらくなります。
お部屋のアクセントにもなりますのでデザイン的にも良いのではないでしょうか?
③玄関
愛犬と一緒に外出した際には、玄関先にカーペットではなく洗浄の容易なタイルを敷くと良いでしょう。
必ず玄関できれいにしてしまうことが、家の中のインテリアを美しく保つ秘訣でもあります。
玄関は、客人の印象を決めるとても大切なスペースです。また、風水においても玄関は最も大切な場所であり、玄関をきれいにすることは、やはり人間のためでもあるのです。
▲玄関から直通するドッグスペース。愛犬家は一見の価値のあるリフォームです。(出典元:リフォーム兵庫)
お金やスペースに余裕があるなら、人間とは別に犬専用の上がり口を付け、土間に簡易の洗浄スペースを置くのも良いかもしれませんね。
④壁にドッグフード保管スペース
動線の邪魔にならない壁際は、ペットのための格好の場所です。フードスペースを置けば、まるでペットの台所になります。
人間のスペースと愛犬のスペースを上手く分けることが、どちらのためにもなります。
⑤犬部屋
人の多くいるリビングルームに柵を設け、埋め込み式の犬部屋を作るのはいかがでしょうか?
部屋の壁の色彩に合わせ、デザインのアクセントとしてもお洒落に仕上がります。
▲リビングに愛犬のための柵があります。(出典元:リフォーム評価ナビ)
▲こちらは、キャビネットの下のスペースを有効活用しています。(出典元:犬と暮らす家)
犬小屋もデッドスペースを利用するのが賢いかもしれませんね。
⑥ドッグラン
壁際にドッグランを効果的に配置しても面白いのではないでしょうか?
可動式の柵を作りデザインとしても良くなるはるはずです。元気いっぱいのワンちゃんには必要かもしれません。
⑦シャンプー台
室内外問わず、ペット専用のシャンプー台を設けているお宅は、海外では少なくありません。ペットが落ち着いて居座っていられるように深めのシンクにしたり、さらにインテリアも装飾して素敵な空間ができます。
▲シャンプー嫌いな犬も多いですが、自分専用なら気に入ってくれるかもしれませんね。(出典元:DESIGN RESOURCE)
⑧段差を作る
室内を自由に動き回れる愛犬でも、その歩幅では厳しい場所があるでしょう。そんな場所に、段差を作ってあげましょう。バリアフリーと同じ考え方ですね。
⑨自由の広がる専用通路口
ペットが快適に暮らすには、好きなときに外の空気を吸わせることも大切です。外に繋がる通路を犬のサイズに合わせて作っても面白いですね。
⑩犬の憩いのスペース
犬は日光浴が好きですよね!!
私の愛犬もよく日の当たる場所で寝ています。
愛犬がサンルームのように心地よく過ごせるスペースを作り、洗濯可能なクッション等を設置しています。
3.最後に
以上、大きなものから小さなものまで、リフォームのアイデアの一例を考えてきましたが参考になりましたでしょうか?
アイデア、イメージは人それぞれあります。
人間の生活空間を壊さず、インテリアの邪魔をしない。そして、愛犬と共に幸せに暮らしていける素敵な家にしていければ良いですよね。
リフォーム検討中で犬を飼われている方は、是非、愛犬のためのリフォームを考えてみてください。
オリジナルの良いアイデアが浮かぶかもしれませんよ!!
これから、私今淵が執筆するBlogでは、全4回にわたりまして『ペットとリフォームについて語る』を連載予定です。
次回は犬と並んで人気の猫の登場です。
お楽しみに…。
では、また次回お会いしましょう!!!