大森駅

新幹線・飛行機の利用もしやすい交通至便な街

大田区の北東部に位置する大森駅は、明治9年に開業したという非常に歴史のある駅。JR京浜東北線が乗り入れており、乗り換えのない単独駅にもかかわらず1日平均9万人を超える多くの利用を誇っています。
品川駅へ2駅・6分、川崎駅へも2駅・8分と至近である他、東京駅・横浜駅へも20分ほどでダイレクトアクセスできるなど高い利便性が人気。品川駅からの新幹線利用はもちろん羽田空港にもアクセスしやすい立地であることから、出張の多いオフィスワーカーには非常にメリットの高いエリアと言えるでしょう。
また、駅の東側の徒歩圏内には大森海岸駅が立地。こちらでは京急本線が利用可能となっています。
第一京浜・環七・環八がほど近くを走っているため、車での利用もしやすいでしょう。

東側・西側ともに多彩な表情を見せる住環境

大森はJRの線路を境に東側・西側で異なる発展をしてきた街です。

東側は区画整理や再開発事業によって整備された街並みが広がっています。駅ビルの「アトレ大森」を中心に西友大森店、イトーヨーカドー大森店、複合商業施設「大森ベルポート」など商業施設が充実。再開発ビルの「Luz大森」を含むアーケード商店街の「ミルパ」も位置しています。
「大森ベルポート」には多数の企業が入っている他、周辺にはオフィスも多く立地。臨海部には「しながわ水族館」を筆頭に「大森ふるさとの浜辺公園」「大森 海苔のふるさと館」といった施設も揃っているなど、様々な顔を持つエリアとなっています。

西側は駅前にスーパーのオオゼキ大森店、カドヤ食品がある他、様々な商店や飲食店、銀行などが軒を並べているエリアです。
線路と平行に走る池上通り沿いには昔ながらの商店も散見できる他、「ダイシン百貨店」は地域密着型のデパートとして多くのメディアに取り上げられるほどの有名店。2012年にリニューアルされたことで、周辺にも新しいお店が増えるなど街並みにも変化が見られます。
池上通りはバス通りにもなっており、大森駅前から池上駅行きのバスが頻繁に運行。前述のダイシン百貨店の他、大森郵便局、大森山王病院、大森赤十字病院などへの足としても利用されています。
西側の駅周辺については今後整備される計画も検討されており、将来的な利便性のアップが見込まれるエリアと言えるでしょう。

歴史ある住宅地の今・昔とは

「日本考古学発祥の地」と呼ばれる大森貝塚遺跡があり、江戸時代から昭和の高度成長期までは海苔の生産地として名を馳せた街、大森。
江戸時代には品川宿と川崎宿を結ぶ東海道の街道として賑わいを見せていたと言い、関東大震災後には都心から多くの人が移り住んだ土地でもあります。

駅の東側は臨海部まで続く平坦な土地であることから、都営アパートなど高層の集合住宅が早くから発達したエリア。海が見える眺望も好まれ、かつての東海道(現在の第一京浜)沿いには高層マンションが数多く建設されました。海に近いことから商業地・工業地としても利用されている他、オフィスも数多く立地しています。

一方、西側には田園調布と肩を並べる高台の高級住宅地「山王」が位置しています。関東大震災でも大きな被害を受けなかったことから、山王から馬込にかけての一帯に川端康成や北原白秋ら作家や芸術家などが多く移り住み、「馬込文士村」と呼ばれる邸宅街が形成されたのは有名な話。
近年では大きなお屋敷などの跡地に低層の高級マンションが建ち、さらにブランド化の様相を呈しています。大田区立山王小学校の人気も伴って、教育熱心なファミリーが移り住むことも珍しくありません。そのため、小・中学校受験のための教室なども多く見られるエリアとなっています。

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